ギデオン協会 報告と証し

  本日は国際ギデオン協会茨城北支部の石塚猛兄、初子姉(日本基督教団日立教会)が、報告と証しをしてくださいました。

 ギデオンの聖書で人生が180度変えられたという、私たちの思いを越えたうれしい報告がたくさんあります。今朝は、水戸の少年刑務所で救われた信田和富さんという方を紹介させていただきます。「誰だってやり直せます、本当です」——こういうキャッチコピ-で紹介された映画「親分はイエス様」はもう9年前になりますが、この映画を制作したミッションバラバのメンバ-に信田和富さんがいました。彼は少年時代の3年半を水戸の少年刑務所で過ごしました。彼は刑務所を出て数年後、当時刑務所の教誨師をしていた元日本基督教団日立教会の藤崎信先生に手紙を書きました。その一部をご紹介します。

 「強盗事件による8年の刑で送られた少年刑務所でも、やくざであった私は自分の都合のいいように、ル-ルからはずれた自己中心のいい加減な生活でした。ところが、出所が間近になると、今まで人に与えていた恐怖感や苦しみが、今度はいっぺんに自分の内側から涌いてきて、夜も眠れないほどの恐怖感に襲われたのです。その時、先生からいただいたギデオンの聖書のガイドに、『恐怖に襲われた時にはマタイ10章28節を読みなさい』とあったのを思い出し、人に見られないようにこっそり読みました。(からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。マタイ10:28)そしたら心に平安が訪れたのです。」

 「刑務所のことがうそのようです。誰でもキリストのうちにあるならば、その人は新しくつくられた者、古きは過ぎ去り、見よ、全く新しくなった、この御言葉が私に成就したことを感謝しています。」

 彼は出所後、ミッションバラバのメンバ-になり、結婚相手と子どもが与えられ、その後ギデオンのメンバ-にもなりました。私は当時、東京におりましたので、小菅の刑務所をお訪ねして聖書を贈呈したことがありました。そして彼と会う機会があり、「小菅の刑務所にも聖書を贈呈しましたよ」と申しましたら、彼は突然、その場で泣き出したのです。思いもよらないことで、びっくりしました。彼はその後神学校に導かれ、今はブラジル、フィリピン、台湾の刑務所に出かけ、若い人に伝道をしています。ルカ4:18に「囚われの身にある人に解放を」とありますが、解放してくださるだけでなく、若者の人生を変えてくださるのです。彼が伝道したその実は、10倍、30倍、60倍、100倍になって、実を結んでいます。神様がギデオンの聖書をこのように若者に用いてくださって、具体的な実を結ばせてくださっているのです。

 水の上にパンを撒き続けるような、そんなことでもいずれ実る日が来ることを信じて、私どもギデオンは種を撒き続けております。人の思いで、良い土地を選ぶのではありません。毎年こうしてご報告する機会をいただいておりますが、決して献金だけが目的ではありません。どうかこのギデオンの希望が果たせますように。働き人を送っていただけますように。まだ訪問したことのない学校教会がたくさんあります。失われた魂が救いにあずかりますように。神様のご愛が伝わりますように。またそのために、ギデオンの聖書が用いられますよう、皆様お祈りください。

 「十字架のことばは、滅びにいたる人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」(Ⅰコリント1:18)

  本日は国際ギデオン協会茨城北支部の石塚猛兄、初子姉(日本基督教団日立教会)が、報告と証しをしてくださいました。

 ギデオンの聖書で人生が180度変えられたという、私たちの思いを越えたうれしい報告がたくさんあります。今朝は、水戸の少年刑務所で救われた信田和富さんという方を紹介させていただきます。「誰だってやり直せます、本当です」——こういうキャッチコピ-で紹介された映画「親分はイエス様」はもう9年前になりますが、この映画を制作したミッションバラバのメンバ-に信田和富さんがいました。彼は少年時代の3年半を水戸の少年刑務所で過ごしました。彼は刑務所を出て数年後、当時刑務所の教誨師をしていた元日本基督教団日立教会の藤崎信先生に手紙を書きました。その一部をご紹介します。

 「強盗事件による8年の刑で送られた少年刑務所でも、やくざであった私は自分の都合のいいように、ル-ルからはずれた自己中心のいい加減な生活でした。ところが、出所が間近になると、今まで人に与えていた恐怖感や苦しみが、今度はいっぺんに自分の内側から涌いてきて、夜も眠れないほどの恐怖感に襲われたのです。その時、先生からいただいたギデオンの聖書のガイドに、『恐怖に襲われた時にはマタイ10章28節を読みなさい』とあったのを思い出し、人に見られないようにこっそり読みました。(からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。マタイ10:28)そしたら心に平安が訪れたのです。」

 「刑務所のことがうそのようです。誰でもキリストのうちにあるならば、その人は新しくつくられた者、古きは過ぎ去り、見よ、全く新しくなった、この御言葉が私に成就したことを感謝しています。」

 彼は出所後、ミッションバラバのメンバ-になり、結婚相手と子どもが与えられ、その後ギデオンのメンバ-にもなりました。私は当時、東京におりましたので、小菅の刑務所をお訪ねして聖書を贈呈したことがありました。そして彼と会う機会があり、「小菅の刑務所にも聖書を贈呈しましたよ」と申しましたら、彼は突然、その場で泣き出したのです。思いもよらないことで、びっくりしました。彼はその後神学校に導かれ、今はブラジル、フィリピン、台湾の刑務所に出かけ、若い人に伝道をしています。ルカ4:18に「囚われの身にある人に解放を」とありますが、解放してくださるだけでなく、若者の人生を変えてくださるのです。彼が伝道したその実は、10倍、30倍、60倍、100倍になって、実を結んでいます。神様がギデオンの聖書をこのように若者に用いてくださって、具体的な実を結ばせてくださっているのです。

 水の上にパンを撒き続けるような、そんなことでもいずれ実る日が来ることを信じて、私どもギデオンは種を撒き続けております。人の思いで、良い土地を選ぶのではありません。毎年こうしてご報告する機会をいただいておりますが、決して献金だけが目的ではありません。どうかこのギデオンの希望が果たせますように。働き人を送っていただけますように。まだ訪問したことのない学校教会がたくさんあります。失われた魂が救いにあずかりますように。神様のご愛が伝わりますように。またそのために、ギデオンの聖書が用いられますよう、皆様お祈りください。

 「十字架のことばは、滅びにいたる人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。」(Ⅰコリント1:18)