いっしょに歌おう 第2回

 唱歌の中から「花火」、「浜千鳥」、「夏の思い出」を、聖歌からは「わたしは高い山を」を皆で歌いました。参加者は13名でした。



詩篇121篇 

「われ、山にむかいて、目を挙ぐ」、これは太宰治の最後の小説「桜桃」のタイトルの横に書いてある言葉です。彼は、「私の助けはどこから来るのだろうか」と悩んでいましたが、結局答えを見出せず、玉川上水で入水自殺をしました。しかし3千年前、この詩篇の作者は、助けが天地を造られた主から来る、ということを信じたのです。

 ここには「守る」という言葉が6回出てきます。「足」は生活であり、主は私たちの毎日を守られます。そしてその守り方は「まどろむこともない」、寝ずの番をされるのです。「右の手」はその人の権威、尊厳を表します。私たちがどれほど弱くなっても、神様は私たちの尊厳を守ってくださいます。「昼も日が、夜も月が」とは、困難や災いのことを言っています。どんな困難が来ても、神様は私たちを守ってくださいます。「今よりとこしえまで守られる」、とこしえまで守ることができるのは、この天地を造られた方だけです。瞬間守ることができる人はいても、死ぬ時も守ることができる人はいません。医者が守れるのは死ぬ時までです。

 今日、私たちは苦しい時、私の助けはどこから来るのだろうかと悩む時、山に頼むのでもなく、親やお金、健康に頼むのでもなく、天地を造られた神様に頼って、その方の守りをいただいて歩みたいですね。