いっしょに歌おう 第6回

クリスマスの歌をたくさん歌いました(ひいらぎかざろう、もみの木、ジングルベル、讃美歌98番、112番、109番)。 参加者は12名でした。

「きよしこの夜」とクリスマス

 この歌は1818年、オ-ストリアとドイツの境にあるザルツブルグから30㎞くらい西にある、オ-ベルンドルフという小さな村で誕生しました。この村では、毎年クリスマスに新しい歌を作ることになっていましたが、イヴの前日、教会のオルガンの音が出なくなってしまいました。ねずみがオルガンのふいごをかじってしまったからです。そこで神父のモ-ルは急遽歌詞を作って、オルガニストで聖歌隊の指揮者であったグル-バ-に作曲と、ギタ-で演奏をするように頼みました。歌は礼拝が始まる約30分前にようやく完成し、村の人々は共にこの歌を歌いました。

 その後、マウラッヒャーという人がオルガン修理に訪れ、修理後、グル-バ-にオルガンの調子をみるために、何か演奏するよう頼みました。そこでグル-バ-は、あのクリスマスキャロルを演奏、マウラッヒャーは大変感動して楽譜を持ち帰り、歌を少しずつ広めていきました。そして、ストラスブルグの少年合唱隊が王宮でこの歌を歌ってから、更に広まっていきました。しかし1854年まで、この曲はヘンデルの作だと思われていました。1854年、グル-バ-の子どもが、父親が書き残したものを公にして、作者が明らかになったのです。

 現在、村には「きよしこの夜」を記念した、小さな礼拝堂が建てられています。そしてクリスマス・イヴになると、そのまわりに何千人もの人々が集まって、「きよしこの夜」を歌うそうです。

 イエス・キリストが生まれる700年前、苦しんでいるユダヤの人々に救い主が来られるという約束が与えられ、それが実現したのがクリスマスです(イザヤ9:2,3)。そして、神はイエス・キリストによって、私たちにいのちを得させてくださいました(Ⅰヨハネ4:9,10)。クリスマスにイエス様のいのちを得て帰りたいですね。そして、それを全世界に広めていく者になりたいと思います。

 天の父なる神様、イエス様は私たちのために来て下さり、私たちにいのちを与えるために、自らのいのちをささげてくださいました。ここに、あなたの私たちへの愛があることを覚えて感謝します。どうぞ今日、私たちも罪の身代わりとなるために来て下さったイエス様を心に受け入れて、死んでも生きる真のいのちを持って、新たな一歩を始めさせてください。そして本当のクリスマスの喜びに満たして下さい。