心に宿る神

キリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。」
(新約聖書エペソ人への手紙3章17節より)

 イエス・キリストは、信じる人の心のうちに、ことばとして生き続けるお方です。弟子のヨハネは、キリストを紹介して「ことばは神とともにあった。ことばは神であった」と記し、キリストを「ことば」と言い表しています。

 私たちの口にすることばは、その人の人柄を現わすことになりますが、キリストは語るおことばによって、神の御力と御性質を現わされました。。

 キリストのおことばは多くの奇蹟をおこしました。現代は、聖書に記されているのと同じような奇蹟を見ることはほとんどありませんが、聖書のことばは取りつがれる時、生きていることばとして働きかけ、ある人々は罪深い自分であることを示され、また神の愛を深くさとって、神との会話の語りかけ、つまり祈りをささげるようになるのです。その人は神の存在を信ずる人生に入ることによって、清い心、また愛の心の持ち主となり、明るい人生を歩み出し、歩み続けるようになるのです。これは外に表われる奇蹟ではなく、先ず心の内側で行われる奇蹟とも言える変化であって、その人は神のことばが人生のともしびとなって、暗さを追い出すことが出来るのです。

 私も神のことば、聖書によって、人生の節目ごとに神の語りかけを頂き、また励ましや納得の歩みを今日まで続けることができました。そうです、イエス・キリストは、今も私の心のうちに生きておられるのです。(2012年4月5日)