幸福の原点・クリスマス

あるクリスチャンの自然科学者の言葉です。
 「太陽がその機能を停止し、光熱を地上に送らなくなったら、地上の生物は皆死滅するでしょう。同様に、イエス・キリストの誕生がなかったなら、人類は今よりずっと精神的に暗い、悲惨な生活を送っているに違いない。」

 イエス・キリストの御降誕は、どなたにとっても無関係であってはならない出来事なのです。聖書は語ります。クリスマスは天地万物の創造者であられる神様が、ご自分から離れて不信仰の罪を犯し続けている私たち人間が神に出会い、神を知るための仲立ちとして地上に送って下さった神の独り子イエス・キリストのご来臨を喜び、記念すべき時なのであると。聖書で言う罪とは、神に創られた人間が神を無視し、自分勝手な生き方をすることだとも教えています。

 歴史をたどると、神から離れてはいても、人間はやはり幸福を追い求め続けてきました。それが文明、文化を産み出すもとになっています。その結果、生活は向上し続けてきました。しかしながら、こういった営みによって、人は昔より幸福になれたでしょうか。実のところ、物質の文明によっては真の幸福、揺るがぬ幸福は与えられないのです。昔は少なかった数多い交通事故、公害問題、それに教育の不毛、道徳の低下等々が考えられます、聖書は全体を通じて、罪の解決のない者には真の平安はないと教えています。その理由は、私たち人間が神に生命を与えられた存在だからとしているのです。

 聖書によって神の愛に触れ、信じ、その御手のもとに帰るまでは真の幸福は遠のいているままなのです。クリスマスは、私たち罪人のために身代わりの十字架にかかって、罪のつぐないを成し遂げてくださった神の独り子イエス・キリストの御降誕を感謝し、祝うときです。

その意味で、あなたにとってクリスマスがかけがいのない大切な日となり、あなたが神に感謝する人となって頂きたいと願っています。


今年のクリスマスは、川越にある日本キリスト教団の中のホ-リネスの群れに属している、初雁教会で守ります。ケアハウスの行事としては、17日(火)クリスマスコンサ-ト、24日(火)礼拝、愛餐会、キャロリング、26日(木)川越女子高マンドリンコンサ-トの他、私の司会で毎週金曜日午前に行っている聖書輪読会(14名ほど)のクリスマス集会が20日(金)にあり、ゲ-ムは私が頭をしぼって考えます。


元旦には、大洗での元旦礼拝に出席して、皆様と共に新年を喜びたいと楽しみにしています。どうぞよろしく。
また、毎週の週報に私のことを祈りの課題に載せて頂いており、心から感謝致します。(依田名誉牧師)