干し芋牧師パリを歩く(パリのクリスマスツリー)

遅まきながら、パリからクリスマスのお祝いを届けます。

 パリ市街のクリスマスイルミネーションやクリスマスツリーは、11月13日に起きた同時多発テロで130名が死亡、約200名が重傷を負ったことを覚え、普段より自粛したものとのことでした。それでも、街角や店先には種々なイルミネーションやクリスマスツリーがあり、目を楽しませてくれました。その中のいくつかを紹介します。

 イルミネーションは商店街や店先にしても、住宅街にしても「あっ」と驚くようなものは少なかったと思います。そんな中、多発テロ現場近くの11区の区役所では、大きな建物全体を三色旗の「青白赤」で取り巻き、正面壁面は縦に三色が輝いていました。

 また、コンコルド広場では大観覧車のイルミネーションが観光客の目を奪っていました。有名なシャンゼリゼ通りのイルミネーションは商店街としてはパリ髄一の大がかりのように思いました。また有名ブランド店で目をひくものもありました。
小さいながら、マリヤとヨセフと誕生したばかりのイエス様をイメージしたものが、ある教会玄関脇にあり、道行く人に強いインパクトを与えていました。

← オペラ座近くの有名店ラファイエット(デパート)の中の吹き抜けにある豪華な飾り

  一方、クリスマスツリーは日本ではあまり見ないものもあり興味をそそられました。
まず、真っ赤なツリーがカフェや商店の前にあることです。対照的に、真っ白なツリーもありました。真っ白でも、本物の樅の木に白い塗料を吹き付けた者もあれば、白い紙かプラスチックで作り、それに小さなイルミネーションをつけた者もあります。パリ市役所前のデパートの玄関上の壁に、大きなツリーとともにHO HO HO の文字とサンタがいて目を引きました。そしてデパートやスーパー、花屋の店先に12月初め頃から大量の本物の大中小の樅の木が並べられ、それが飛ぶように売れていたのにも驚きました。いったい今年のクリスマスにパリだけで何万本、何十万本の樅の木が切られたか考えさせられもしました。

 こちらは12月末までのところ、那珂湊よりはるかに暖かく、ほぼセーターにマフラーで外出し、暖房も一度もつけていません。ですから、寒さに関しては心配ご無用です。寒さの中の皆さんのために、イエス様の愛による守りを祈っています。(2016年1月3日 細川勝利牧師)

ある店ひさしの上にある飾り(左) ケーキのダロワイヨの店先(右)

これもケーキ店のショーウインド(左)

市役所前のデパートBHVのイルミネーション(右)

コンコルド広場の観覧車 国旗の三色で彩られている(左)

ある教会の玄関わきにあるシルエットの飾り(右)