遣僕使ブリュッセル便り(1)

 

那珂湊教会 遣僕使としてベルギーにあるブリュッセル日本語プロテスタント教会に派遣された。「遣僕使」と言うのは、教会が、支援を必要とする内外の教会で僕として使えるために遣わした者の呼称である。

 

  ブリュッセル日本語プロテスタント教会は、30年近くの歴史があるとのことである。が正式には今年5月創立10周年の礼拝をした。実は、小生はこの礼拝に間に合うよう着任することになっていたが、パリ教会奉仕中に発症した「類天疱瘡」のため不可能であった。今回、引き続いて多量の投薬加療をしながら何とか出かけても良いとの主治医の許可をもらって来たのである。だから僕として使えるどころか教会の兄姉に迷惑をかけるのではないかと心配であり、ただ主の憐れみによって少しでも役立たせていただくよう祈るばかりである。

 

 さて、現在のブリュッセル教会は、多くの兄姉がバカンスで出かけているため10人弱で礼拝を守っている。 礼拝場所はベルギー福音宣教会(BEM)というベルギー人を宣教の対象とした宣教団体が設立した「ブリュッセルプロテスタント福音教会」の会堂をお借りしている。

 

 閑静な住宅地にあり、教会の隣は薬局とモーターボート置き場であり、前にはきれいなアパートがある。 ブリュッセルの中心街からメトロ1番で東南部25分ほどのトンベア(Tomberg)から徒歩5分のところにある。

 

 小生たちの住まいはトラム7番のボアロー(Boileau)から徒歩1分のマンスリーマンションの半地下の部屋である。 同じマンションに若い日本人女性が住んでいることも分かった。教会まではトラムとメトロで約30分である。17日の礼拝後、兄姉と相談した結果、毎週木曜12時から弁当持ち寄りで愛餐の時を持ち、その後1時ころから約1時間、聖書の学びと祈りの時を持つことになった。この集まりが主に用いられるよう祈って欲しい。隣国オランダ南部の兄姉にも案内するとのことである。

 

 重ねて、投薬加療中の体調が守られるよう祈って欲しい。特に小生の弱さを補う澄代の毎日の疲れが治され支えられるように祈って欲しい。

 

 これから時々、ブリュッセル便りを送りたいと考えています。