JECA東関東地区 2017年夏期聖会

 

JECA東関東地区では、716日(夕方)~17日(月)、夏期聖会が持たれました。

 

テーマ:「キリスト者の成長」~神の教会を共に建て上げる~

 

講師:北海道地区札苗ライトハウス教会 堀田修一牧師。(以下レジュメより抜粋)

 

 

聖会Ⅰ 「神に喜ばれる教会を共に建て上げる」

 

神に喜ばれる教会とは、

 

1)互いに深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容をもって互いに聴き合う教会

 

判断力を失わない愛の同情心を持つ、即ち相手の気持ちを受け止める聴き方をする。男性と女性の違いを認め合いながら、主の教会を建て上げる。

 

2)互いに、まず主の愛を受けて、赦し合う教会

 

教会には、赦される必要のない完全な人は一人もいない。だから神は、教会に向かって「赦しなさい」と言われる。ある人をどうしても赦せない時、自分の力で赦そうと頑張っても難しい。しかし「主があなたがたを赦してくださったように」とある。恵みが先行していることを覚え、感謝し続けよう。主は他の人を赦す心を私たちに与えて下さる。

 

3)キリストの平和が支配する教会

 

教会のかしらはキリストのみ。かしら、支配者がキリストである教会を、私たち人間が支配してはならない。

 

4)神の恵みを忘れず数え、感謝の心を持つ教会。神と人に感謝する教会。

 

教会は、主が牧師を与えられている恵みを感謝する。牧師は、教会員が色々な戦いの中で礼拝に来られることを感謝する。ゼロからの開拓伝道は、牧師夫婦二人だけの礼拝から始まることを忘れてはならない。主の恵みに感謝しつつ、教会員が主からの賜物に応じて奉仕を分担し、そのおかげで、教会の命である「祈りと御言葉の奉仕」に牧師が専念できる恵みを感謝したい。その時、教会は神により成長する。

 

5)キリストのことば、御言葉を住まわせる教会

 

①毎日のディボーションと聖書通読、②毎週の礼拝、③互いに恵みを分かち合う小グループでの交わり、この三つのバランスが大切である。

 

 

 

聖会Ⅱ 「キリスト者の成長」

 

1)私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長する(Ⅱペテロ318)。

 

2)神の先行する恵みへの応答、感謝から生まれる礼拝、信仰生活(ローマ121、哀歌322

 

3)奉仕の前に大切なのは、神との親しい関係。まず、自分自身を神にささげていなければ、神の栄光ではなく自分の栄光、自己実現のための奉仕となってしまう。

 

4)この世の罪と調子を合わせたままの奉仕は祝福されない。奉仕をさせていただけることを感謝しつつ、奉仕と共に自分自身が主の御姿に成長し続ける者でありたい。

 

5)聖さの成長。「聖くなる」ことが最終目標となる時、聖くない人をさばく律法主義となる。「聖くなる」ことの最終目標が「神を喜ばす」、神に近づき神との交わりを楽しむことである人は、他の人を見下げない喜びの人、愛の人、聖い人、成長する人となる(Ⅰテサロニケ41~3、ヤコブ516)。

 

6)愛と聖なる勇気をもって関わる成長。「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ1334)とは、互いに理解し合うことである。理解し合うことは、問題が大きく公になってからでは難しいことが多い。感情的に信頼関係が崩れると、同じことに対しても「受け止め方」が大きく違ってくるので、修復が難しくなる(マタイ1815、ガラテヤ61)。日頃からコミュニケーションを大切にする。メールには限界がある。祈りつつ、「主を間に置いて」、直接対話することが大切。

 

7)主を喜び、讃美、感謝する。願い事、課題が先ではなく、感謝が先。課題だけ祈る時、祈りの中でも神を見上げず、心が課題に捕らわれる。聖書に従い、まず讃美、主の恵みを数え感謝をする時、心が神に向く。それから課題を正直に祈る時、心は神に向き、神の視点でその課題を正しく見ることができるようになる。神の恵みを数え、与えられているものを心から感謝したい(Ⅱコリント129、ヘブル135)。