神を知る人生(2)

 

神についてⅡ(万物にいのちを与える神)

 

「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイ44)。あなたの寿命、運命の鍵を神様が握っておられます。人間は蟻一匹だって作り出すことはできません。いのちそのものを作り出す力はないのです。いのち、それは実に不思議な存在です。それは確かに与えられ、支えられ、保たれます。神様以外、与えることはできません。ですから旧約聖書には「神を恐れよ、神の命令を守れ、これが人間にとってすべてである」(伝道者の書12)、とあります。

 

「神を知る人生」、これこそあなたにとって一番大切な課題なのです。「知る」と言っても、生半可な知り方ではありません。一緒に住み、年中言葉を交わし、絶えず相手の立場に立って考える、喜ぶ、悲しむ、夫婦のような関係です。でもこれは特別なことをするのではありません。人間ならば当然で、そうでなければむしろ不完全で欠けのある状態だと思います。

 

同じく伝道者の書311には、「神はまた人の心に永遠への思いを与えられた」とあります。あなたの心の奥底には神を思い、未知について考える素質が与えられています。うずもれた宝物のように、それは隠されているのです。

 

理想的な人間、きよく正しい人間、愛の人となるためには、完全にその性質を備えておられる神様と結びつく以外に、道はありません。

 

☆インフルエンザの予防注射を打ったら、風邪の症状が現れ、体調、精神共に正常以下になってしまいました(現在は回復しています)。クリスマスが近づき、ご奉仕で多忙になると思いますが、風邪にはくれぐれもご注意を。(2017年11月17日 依田次雄名誉牧師)