いっしょに歌おう 第82回

「茶摘」、「うみ」、「涙そうそう」、「神の御子にます(福音讃美歌455番)」、「ふるさと」を歌いました。参加者は4名でした。

 

 マルタとマリヤという姉妹の家に、イエス様が来られることになりました。マルタは食事の準備に一生懸命で、イエス様が家に来られても、ずっと働いていました。しかし、マリヤはマルタの手伝いをせず、イエス様の傍でイエス様の話を聞いていたのです。マルタは怒りました。そんな時、イエス様がこう言われました。

 

主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」(ルカ104142)。

 

私は小さい頃この話を聞いて、仕事をさぼっていたマリヤが悪いんじゃないかと思いました。でもこの話は良い悪いの問題ではありません。マルタの働きも素晴らしいことです。ただ、マリヤはイエス様との出会いを大切にして、イエス様とずっと一緒にいることを選んだのです。

 

人生で誰と出会い、その人から何を聞いたのか、これは大切なことだと思います。例えば、学校の授業で聞いたことより、友人と話したことのほうが覚えていて、それが人生の糧になっている、ということがあるかもしれません。マリヤはイエス様との出会いを大切にして、イエス様の足元で御言葉を聞く者になりました。

 

私たちにはマルタのように「忙しい、忙しい」と言いたくなる気持ちがあるかもしれません。でも一旦その忙しさから抜け出して、本当に大切な人との出会いを大切にしたいと思います。イエス様と出会うことは最高の出会いです。イエス様は私たちの人生の模範となるために、この世界に降りてこられた神様です。皆さんもイエス様と出会い、イエス様と一緒に歩むことができます。

 

天の父なる神様、ここにいる一人一人の人生を、あなたが祝福して下さい。あなたと出会って、あなたの御言葉を聞いて、そしてあなたと一緒に歩むことができるようにして下さい。 (武田遣嗣牧師)