12:1こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか。 12:2信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。 12:3あなたがたは、罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。 (ヘブル12:1~3)
1.ウィーンでの奉仕
ウィーンは人口約200万人、その中に在留邦人が1万人います。ウィーン日本語教会では、ルーテル教会の会堂をお借りしての礼拝(毎日曜午後2時半から。出席者約15人、子ども5,6人)の他、毎週火曜の午後2時から入門クラス(求道者3人)、ウィーンから南に約200キロ離れたグラーツという所で学び会(月に一回、5,6人が参加)を行いました。
2.第35回ヨーロッパキリスト者の集いに参加
今年は8月2~5日、英国エディンバラで開かれ、ヨーロッパにある約40の教会や集会から約230人が参加しました。
https://www.europetsudoi.net/第35回-edinburgh特設サイト/
3.引退宣教師問安
お世話になった元宣教師の方々を訪ね、エディンバラ(トレボ、ホープ)、グラスゴー(マーチン、テーラー)、シェフィールド(フェニホフ)、ブロムリー(ウィッグ)、ギルフォード(グリフィス)へ行きました。
4.マレーシア・クアラルンプール日本語キリスト集会
今年の10月初旬から2019年3月まで奉仕をさせていただきます。初めて行くので、信頼関係が築かれ、神の家族が愛に満たされるように、また熱いところですので、二人の健康が守られるように、特に私の類天疱瘡に影響しないようにお祈り下さい。
さて、「多くの証人たち」(へブル12:1)とは、文脈上では11章に書かれている人々のことです。しかし、私が今回訪ねた引退宣教師も証人であり、今日は彼らから学んだことをお証したいと思います。
第一に、聖徒のために祈り続けていることです。例えば、私がフェニホフさんのお宅を訪ねた時、引退宣教師による祈り会がこれから行われることを知り、本当に驚きました。引退宣教師たちは80代から90代ですが、月に一度は集まって、各地で働いている宣教師や、宣教師が働いている諸教会のために祈っているのだそうです(エペソ6:18)。
第二に、彼らはいのちをささげて奉仕をしました。トレボさんはOMFの代表をしていた頃、足の骨を折りましたが、ギブスをしつつ奉仕を続けました(Ⅰテサ2:8)。
第三に、救いのために何でもするということです。マーチンさんは80代ですが、最近ペルシャ語を学び始めたそうです。自分たちが集っている教会にイラン人がたくさん来るようになって、彼らの救いのために聖書の学び会をしている、そのためにペルシャ語を勉強して、彼らと共にペルシャの言葉で聖書を読み、イエス様を伝えている、近々、数名のイランの方が洗礼を受けると話しました。またウィッグさんは、今も二人の日本人と聖書の学びをしているそうです(Ⅰコリ9:22)。
へブル12:2~3を読むと、著者は二つのことを言っています。第一にキリストから目を離さない、第二に反抗を忍ばれた方(イエス様)のことを考えることです。それは私たちの心が元気を失わず、力強く歩むためです(イザヤ40:31)。
父なる神様、今日私たちは、へブル書から多くの証人たちに囲まれている者として、その証人を見て歩むこと、そして何よりイエス様から目を離さない、そしてイエス様を考え方の中心にすえるということを、もう一度教えられて感謝します。そして倦みやすい私たちを、疲れることなく倦むことなく走り続ける者とさせて下さることを信じて感謝します。この暑さの中ですが、あなたがお一人お一人に新たな力と希望を与えて用いて下さい。(2018年8月26日礼拝 細川勝利師)
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