いっしょに歌おう 第85回

「虫の声」、「どんぐりころころ」、「もみじ」、「大きな栗の木の下で」、「神の御子にますイェス(福音讃美歌455番)」を歌いました。参加者は6名でした。

 

 

 私たちが人を信じるために必要なものは、時間、情報、対話の三つです。

 

私たちは初対面の人と、1時間話しただけでは親友になれません。何度か会っていくうちに、その人と親しい関係になってもいいかな、と思うようになるのではないでしょうか。そして情報も大切です。例えば初対面の人と会う時に、その人の年齢や趣味などがわかっていると、安心してその人に会うことができます。また、皆さんは好きな芸能人について、詳しく知っておられると思います。しかしその人について情報を持っていても、親しいわけではりません。その人と対話がないからです。

 

 私たちが神様を信じる時にも、時間、情報、対話が必要です。時間をかけ、情報を知り、対話をする中で、本物の神様を見極めなければなりません。日本人はこの三つをとばして、あれもこれも信じるという人が多いようです。しかしたくさんのものを信じることは、どれも信じていないことと同じではないかと思います。本物の神様は、聖書を通してご自身の情報(神様はただお一人であって、私たち一人一人を愛して下さって、天の御国まで私たちを導いて下さる方だということ)を教えて下さっています。また神様は、お祈りによって私たちと対話をして下さる方です。ある場所に行った時だけ、私たちと共におられるのではない、いつも一緒にいて下さる方です。教会では、聖書を通して神様の情報を知ることができます。そして祈りを通して神様と対話することができます。そして信じることができるまで、時間をかけることができます。教会があなたと神様を繋ぐ場所でありたい、と思っています。

 

 「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です」(ヘブル人への手紙1039)

 

 日本では、信じることは弱い人、恐れている人がすることだと考えられています。しかしこの御言葉は、信じることと恐れることとは真反対であると伝えています。私たちは積極的に信じていのちを保つ、天の御国で永遠の時をすごす者でありたいと思います。

 

 天の父なる神様、ここにいる一人一人に神様の豊かな祝福がありますように。今日ここに来られなかった方々も、あなたの愛を感じて一月をすごすことができるようにして下さい。(20181016日 武田遣嗣牧師)