天国にあこがれた死刑囚

 

 今は受難週と言って、キリストの十字架と復活の記念日を迎えるシーズンであり、今年は421日(日)がイースター(復活祭)、3日前の419日が受難日(十字架)となっています。その記録は、新約聖書のマタイ、マルコ、ルカの三福音書に書かれています。

 

今回は、その中のルカの福音書233943節を開いて、信仰心の大切さをお伝えしたいと思います。

 

 イエス様の他に、二人の犯罪人が十字架刑を受けていました。その中の一人は、イエス様が助かるために実力行使をしないといって、非難めいた言葉を投げかけました。ところがもう一人の方は彼をたしなめて、「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」と相手を責めています。

 

 驚くべき心の現われです。続いて書かれている言葉は、彼の心を説明しています。

 

「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください。」

 

彼はイエス様を信じたのです。イエス様の十字架刑は、朝の9時から午後の3時までの6時間、大変短いのですが、その間彼は尊いお方の一挙手一投足を見つめ、ごく短時間でこのような言葉を口にする心境になったのだと思います。

 

 「本物の信仰を持つ人生の大切さ」、今回私の頭の中を去来したテーマです。

 

「ただ信じなさい」、このおことばは私の妻をはじめ、教会の役員その他多くのクリスチャンの生活を貫く聖書のみことばとなっています。

 

私は戦前からクリスチャンの家族の一員で、抵抗なく信じ続けてきたのですが、この聖句にこだわって、さらに二箇所ほど記しておきます。

 

「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る。」(ヨハネ1140

 

「信じない者にならないで信じる者になりなさい。」(ヨハネ2027

 

                          (2019.04.15 依田名誉牧師)

 

☆寝込む病気にもならず、元気で食べています。16日、平日ですがイースター礼拝を行い、「墓の中に」をコーラスで歌いました。

 

川越から礼拝に来られた依田先生(2019.04.21撮影)