アンネのバラ

 

 那珂湊教会の納骨堂脇にある小さな花壇に「アンネのバラ」がある。3年前小生たちがベルギー・ブリュッセル日本語教会で奉仕をした時に「アンネのバラ」開発者がベルギー北部の田舎町に在住していることが分かり、訪れたことを機に、「アンネのバラ」の意義を教えられたことが忘れられない。

 

 

 

 

 「アンネのバラ」自体は2015年、日立市にある「茨城キリスト教学園」で一株分けてもらい、教会の花壇に植えていた。勿論、その時もその意義の重要さは教えられていた。だから大切に育てなければならないと自覚していた。しかし3年前ブリュッセルから車で約2時間の所におられるこの開発者を訪ねて、本人から熱い思いを聞かされ「アンネのバラ」は現代の戦争の時代にこそ最も広めなければならないとチャレンジを受けた。百歳に近くなったその方に「アンネのバラ」を通して伝えたいメッセージは何かと尋ねると、開口一番「平和である」と語ったのである。ナチの犠牲になったアンネ・フランクを記念して開発した「アンネのバラ」が伝えようとしているのは「平和」である。そして「平和」を創造するのはイエス・キリストの十字架と復活である。教会にある「アンネのバラ」が「平和」を伝え、イエス・キリストを伝えるために用いられるよう願っている。どうぞ一度那珂湊教会の「アンネのバラ」を身に来て欲しい。

 

    2019. 5.13.