庭の下を走る海浜鉄道

 

 那珂湊教会会堂から太平洋が見える。天気の好い時は青い海が鮮やかに見える。礼拝中もつい海の方に目を向けてしまう。

 

 また、教会の庭のすぐ下を「ひたちなか海浜鉄道」が走っている。この海浜鉄道は100年以上経った鉄道である。現在は「ひたちなか市」と「茨城鉄道」とによる第三セクターによって運営されている。十数年前、廃業の危機に直面していたが、第三セクター方式で営業を継続することになった。その時、赤字から黒字に立て直した加越能鉄道の社長をスカウトした。この吉田社長はじめ社員一団の努力のかいあって、現在は乗客も年間100万人を超え、黒字に転換した。3.11の東日本大震災の時も全線で大被害が出たが、それをも乗り越えて、今は全国の鉄道ファンが来る地方路線となっている。

 

 この海浜鉄道が教会の庭のすぐ下を走っているので、礼拝中も列車の通行が見えるのである。全国から購入した珍しい車両が走っている。こんな教会もまた全国的に珍しいのではないだろうか。全国の鉄道ファンの方、どうぞおいで下さい。礼拝でなくてもいつでも声をかけて下さい。お茶を用意して待っています。

 

    2019515