第103回童謡・唱歌・讃美歌をうたう会

「われは海の子」、「すいかの名産地」、「富士の山」、「椰子の実」、「鹿のように」、「ふるさと」を歌いました。参加者は5名、コロナウィルス感染拡大防止のため、会堂で行いました。

 

ヨナは神様のことばを伝える預言者でした。彼は神様にニネベという町へ行くように命じられましたが、そこは敵国の首都でした。ヨナはニネベに行きたくなく、逆方向の船に乗りました。暫くすると嵐が起き、ヨナの乗った船は難破しそうになりました。ヨナはそれが自分のせいだとわかり、自分を海に投げるように船員たちに頼みました。彼らがヨナを海に投げ込むと嵐はおさまりましたが、ヨナは大きな魚に食べられてしまいました。ヨナは三日三晩、魚のおなかの中で過ごし、神様を裏切ったことを悔い改めました。すると、ヨナの心が悲しみから喜びに変わり、魚の中で神様を賛美するようになりました。魚がヨナを吐き出した場所は、なんとニネベの町でした。そしてニネベの人々はヨナから神様の話を聞き、神様の前に悔い改めました。

 ヨナ書のストーリーはこどもたちが大好きですが、大人の私たちはここから何を学ぶことができるでしょうか。第一は、すべてのことには目的があるということです。ヨナ書では、すべてが神様の計画に沿って動いています。あらゆるものは、神様の目的があってつくられました。偶然に存在しているのではありません。第二は、神様に祈る喜びです。真っ暗な魚の中でヨナは不安だったと思いますが、神様に祈ることによって悲しみが喜びに変えられたのです。

【新改訳2017

ヨナ

2:6 私は山々の根元まで下り、地のかんぬきは、私のうしろで永遠に下ろされました。しかし、私の神、【主】よ。あなたは私のいのちを滅びの穴から引き上げてくださいました。

2:7 私のたましいが私のうちで衰え果てたとき、私は【主】を思い出しました。私の祈りはあなたに、あなたの聖なる宮に届きました。

真の神様への祈りは、私たちの悲しみを喜びに変える力があります。

 

 天の父なる神様、御名を崇め、賛美いたします。花が咲くのも、風が吹くのも、また私たちが生まれたのも、すべてにあなたのご計画があることを学びました。あなたがつくられた私たちは、一人残らずあなたに愛されています。どうぞ、私たちが祈りによって神様と出会い、神様と一緒に歩んでいくことができるように助けてください。今月も、ここにいる一人一人を見守っていて下さるようにお願いします。(武田遣嗣牧師)