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第113回童謡・唱歌・賛美歌を歌う会 

「赤い鳥小鳥」、「背比べ」、「みかんの花咲く丘」、「高原列車は行く」、「主は導かれる(福音讃美歌399番)」、「ふるさと」を歌いました。参加者は12名でした。

 

 ある父親に二人の息子がいました。弟の方が、財産の半分を分けてほしいと父親に言ってきました。相続財産を前借りするようなものです。弟はそれを受け取ると、すぐ遠い国に旅立ってしまいました。彼は父親の存在ではなく、父親の財産に興味があったのです。父親はどんなに悲しんだことでしょう。この父親は神様を象徴しています。私たちも神様を求める時、神様そのものより神様が与えてくれるものに興味があって、神様に近づくことがあるかもしれません。

 弟はその後、財産を湯水のように使ってしまいました。そして故郷に帰ろうと決めたものの足取りの重い弟に向かって、父親は自ら息子を迎えに出ました。キリスト教が伝える神様は、このような方です。私たちは正しい行いをしたいと思っても、どこかで躓いてしまい、誠実に生きられなかったり、人を愛せなかったりしてきたのではないでしょうか。しかし神様は、私たちの心の闇をそのまま抱きしめ、私たちの罪をゆるして下さいます。

 「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ1128

 イエス様は2千年前に十字架にかかって、私たちの罪の身代わりとなって死んで下さいました。私たちは自分の罪を悔い改めるなら、この愛の神様と一緒に歩んでいくことができます。

 

 天の父なる神様、あなたは愛のある父親のようなお方です。子どもがどんなに悪いことをしたとしても、その子を見捨てることなく抱きしめて下さるお方です。どうぞ、私たちがこの神様の愛を受けて歩んでいけますように助けて下さい。(武田遣嗣牧師)