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第115回 童謡・唱歌・讃美歌を歌う会

「海」、「椰子の実」、「砂山」、「ここに幸あり」、「救い主イエスと(福音讃美歌409番)を歌いました。参加者は4名でした。

 

 7月20日から、民間人が参加できる宇宙旅行が始まりました。その内容はというと。まずニューシェパードというロケットを打ち上げ、3分後民間人を載せたカプセル(宇宙船)が切り離されます。そして乗客は約5分間無重力状態を体験したり、地球を見たりすることができます。その後パラシュートが開いて砂漠に着陸するという、10分くらいの宇宙旅行なのですが、このチケットがオークションで取引され、約30億円で落札されたそうです。どうやら宇宙は、私たちにはまだまだ遠いようです。

 ここで宇宙の大きさに目を向けたいと思います。太陽は地球のおよそ109倍、銀河の中心にある巨大ブラックホールは、太陽の400億倍の質量を持つと言われています。宇宙には輝いている星だけでも一千兆個もあり、これらの星は秩序を持って移動しています。また、太陽と地球の距離は絶妙であって、地球は金星のように海の水が沸騰したり、火星のように冷たい星になることもなく、生命が住める星です。

 聖書は、宇宙をこのようにデザインした神様がいると教えています。

はじめに神が天と地を創造された。(創世記1:1

これは天にあるものすべて、地にあるものすべてを神様がつくられたという意味です。ですから、神様は私たちと同じレベルの方ではありません。作家の三浦綾子さんは、創世記11を読んでこう思ったそうです。私たちは真実に一人の人間を愛し通すことさえ困難な、不誠実な心しか持ち得ない。それどころか、人を押しのけてでも自分の地位を高くしようとしたり、利得を図ったりする狭い料簡を持っているのが、私たち一般の実態である。こんな卑しく弱い人間が、宇宙の中で一番能力ある者、一番すぐれた者だとしたら、私は何とも不安でならない気がする。しかし、神は天と地を創造されたのである。私はまず、この一言を繰り返し繰り返しくどすぎるまでに考え、味わい、踏まえることが、聖書に対する姿勢として、また人間の生きる姿勢として不可欠なことであると思う。

 宇宙を創造された神様、そして今もその秩序を保って下さる神様がいて、この神様が私たちを今日も愛して下さっている、そして罪を持っている私たちを救い出そうとして下さっている、これは、宇宙旅行が実現したことより遥かに大きなグッドニュースではないでしょうか。

 

 天の父なる神様、みことばをありがとうございます。私たちは小さな者です。また自分さえコントロールできないで、陰口を言ったり、悪いことを考えたりしてしまいます。しかしこの世界で最も大きな方は人間ではなく、大きな宇宙をつくられた神様であることを今日学びました。その神様は私たちを愛し、私たちを救い、喜びのある人生へ導こうとしておられる方であることも感謝します。主よ、どうぞこの創造主なる神様を私たちが信じ、歩むことができますように助けて下さい。(武田遣嗣牧師)