いっしょに歌おう 第60回

「埴生の宿」、「茶摘み」、「夏の思い出」、「うたいつつあゆまん」(教会福音讃美歌402番)、「故郷」を歌いました。参加者は14名でした。

 

エペソ2章3~5節

 

 

 讃美歌「おどろくばかりの」の作曲者、ジョン・ニュートンの生涯は、苦難の連続でした。 まず8歳の時、熱心なクリスチャンだった母親を亡くしました。それがショックで、彼は神様を信じないどころか、神様と神様を信じる人々を侮辱するようになりました。また、最愛の女性ポリーになかなか会えなくなってしまいました。イギリス海軍に捕まってしまったからです。当時、イギリスは兵力が不足していたので、若者を無理やり捕まえて海兵にすることが許されていました。彼はその後、黒人奴隷を働かせる仕事に就きますが、黒人の女主人に逆にいじめられることもありました。このように、ニュートンの人生は「踏んだり蹴ったり」でした。

 

 

 

さてある日、ニュートンは航海の途中で嵐に遭いました。彼は船員と共に、必死で船内の水をかき出します。その間、彼は過去の罪を振り返り、自分の罪によって死ぬのだと覚悟します。でも死に直面した彼は、初めて神様を呼び求めました。しばらくして嵐はおさまり凪になって、彼は奇跡的に助かりました。彼は思いました。自分は多くの罪を犯してきた、でもまだ生きている、これが神の恵みというものなのかと。彼は祖国に帰り、牧師になって、黒人奴隷制度を廃止する運動に死ぬまで取り組みました。

 

 

 

ニュートンのように、どんなに罪を重ねてきた人間でも、神様を叫び求める時、聖書の神様はこたえて下さいます。彼が信じた神様は、今も生きておられます。皆さんにこの神様の祝福が豊かにありますように、一言お祈りします。

 

 

 

天の父なる神様、私たちは一人一人悪い心を持っています。それを隠して生きていたり、それが外にでて悪い行動をすることがあります。でもあなたは、それをすべてゆるして下さる方であることを感謝します。ニュートンのように、自分の罪を悔い改めて、正しい生き方ができるように、あなたが励まして下さい。ここにいる一人一人にあなたの祝福が豊かに、豊かにありますように。(武田遣嗣牧師)