第104回童謡・唱歌・讃美歌を歌う会

「海」、「アイスクリームの歌」、「夏の思い出」、「みかんの花咲く丘」、「いつくしみふかき」、「ふるさと」を歌いました。参加者は8名でした。

 

 

 

 

 

毎日見ていた

空が変った

涙を流し友が祈ってくれた

あの頃

恐る恐る開いた

マタイの福音書

あの時から

空が変った

空が私を

見つめるようになった  (「かりんの実」星野富弘)

 

星野富弘さんは、運動中に首を強打したことにより、首から下が全く動かない身体になってしまいました。ですから、毎日病室から悲しい思いで空を眺めていたでしょう。でもそれが友の祈りと聖書のことばにより変わったというのです。そして特にマタイの福音書1128節の「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。 わたしがあなたがたを休ませてあげます。」ということばに心を惹かれたそうです。

星野さんは「すべて、疲れた人、重荷を負っている人」とは自分のことだと思いました。苦しんでいる自分に対し、イエス様が「私のところに来なさい」と呼び掛けているように感じたそうです。星野さんは、イエス様の優しいことばに導かれて神様を信じました。そして神様を信じた星野さんは、この世界のすべてを神様がつくったということを知り、絵と詩を書き始めるようになりました。

「すべてのものを神様が作ってくれた」というふうに思ってきたら、「色も形も調和を持っているんじゃないかなあ」と思ったんですね。そういうふうに考えて花を見たらほんとにそうなんですね。ちょうど花の形といい、ちょうど良い茎にあった大きさで、そういうものを素直に写していれば、いい絵が描けるんじゃないかなあと思って、「じゃ今度は『花を先生だ』と思って、絵を描いてみよう」と思って絵を描き始めました。

 このように思って描いた星野さんの絵と詩は、人々の心を打つようになりました。

マタイ1128のみことばは、私たちにも語られています。コロナ禍の中、日本中が疲れているなあと思う昨今ですが、真の安らぎを与えることができる神様が「私のところに来なさい」と仰っています。ぜひ皆さんも、イエス様のこのことばに応答して下さい。

 

 天の父なる神様、この世界をつくられた神様が私たちを罰したいと思うような神様ではなく、私たちを愛して下さっている神様であることをありがとうございます。この神様が、私たちを招いて下さっています。どうか、この招きに私たちが応えることができますように助けて下さい。(武田遣嗣牧師)