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第126回 童謡・唱歌・讃美歌を歌う会

「故郷」、「ことりのうた」、「夏は来ぬ」、「青い山脈」、「大きな古時計」、「輝く日を仰ぐとき(福音讃美歌21番)」を歌いました。参加者は4名でした。

 

ミレーが描いた田園風景は心休まるものであると同時に、生きる厳しさを感じるものだと思います。例えば、「落ち穂ひろい」に描かれている三人の女性は、畑の持ち主が収穫した後、残った落ち穂を拾っているのですが、畑の持ち主と女性たちには大きな格差がありました。この絵の一番右が、ルツ記に登場する人物、ルツだと思われます。ルツはモアブという外国に住んでいましたが、夫に先立たれ、姑のナオミと共にベツレヘム(ナオミの故郷)で生活を始めました。ルツは、周囲から偏見の目を向けられていたでしょう。そして左側の女性たちと比べ、落ち穂拾いに慣れていないように見えます。

 もう一枚は「刈り入れ人たちの休息」という絵です。一番左がルツ、その隣がボアズです。ボアズはルツと結婚しました。絵の中で、どこかルツによそよそしい人たちに対し、ボアズは両手を広げて自分の妻を紹介しています。彼は無条件にルツを愛する男性でした。さらに面白いことに、ルツとボアズの子孫がダビデであり、ダビデの子孫がイエス・キリストなのです。イエス様は、どのような人にも偏見を持たずに受け入れ、愛して下さる方です。私たちは感謝して、イエス様の愛を受け入れていきたいと思います。

 

 天の父なる神様、あなたがボアズとルツを結婚させ、その子孫からダビデを生まれさせ、イエス・キリストを誕生させて下さいました。ボアズのようにあなたは偏見がなく、私たちを無条件の愛で愛して下さっていることをありがとうございます。私たちは生きている限り、これができない、あれができない、ああ思われているに違いないと思うことがあるかもしれませんが、あなたに愛されているという思いを持って、生き生きと歩んでいけるように助けて下さい。(武田遣嗣牧師)