ただ信じなさい

イエス・キリストの十字架と復活は、クリスチャンの信仰の原点なのですが、多くの人はこの記録に無関心で、神様との関係なしの人生を送っておられます。キリストの弟子の一人、トマスも弟子仲間のキリスト復活の証言を信ぜず、「自分の手で先生の手の釘の跡、脇腹に触らなければ決して信じない」と言いました。彼はその望みがかなえられてから初めて信じたのですが、普通、人はこのように何事も、理解してから信じるという態度をとります。

 この事にちなんで、一つのエピソ-ドをご紹介します。児童漫画「のらくろ」で有名な田河水泡先生が、ある時、師事していた牧師さんにこう尋ねたそうです。「先生は神様のことを全部理解しているのですか?」 先生のお答えは、「とんでもない。神様を理解できはしません。ただ言えることは、神様の言葉、聖書によって、神様を信じたときから、少しずつ神様がわかるようになったのです。」でした。田河先生の奥様は、熱心なクリスチャンであったと聞いています。。

 話は戻りますが、キリストは弟子のトマスに向かって、「信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」、また「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」と諭されました。

 私も、田河先生の牧師さんと同じように信じる事が先で、その後ずっと神様とごく親しい人生に入りました。私の妻は東京の大田区の駅頭で渡された一枚のパンフレットの見出し、「ただ信ぜよ」が心に残って教会の門を叩きました。先年召天した那珂湊キリスト教会の役員、斉藤さんは、新来会者の方にこの御言葉を何度も勧めていました。この言葉は、キリストが奇蹟を行われる前に、よく語られた御言葉でもあるのです。

☆ 全能の主を崇めます。こちら埼玉県では、一段と暑い夏を送っております。でも室内、食堂、集会所にはエアコンがあり助かります。腰の痛みは大分和らぎました。在主