柴桜満開

 

 東京地方よりかなり寒い那珂湊にも漸く百花繚乱の趣きである。鉄線花、花ミズキ、ライラック、花菖蒲、あやめ、つつじ等春から初夏にかけて咲く花が一斉に咲き誇る。当地にある「国立ひたち海浜公園」のネモフィラも今が盛りである。この公園の「春のネモフィラ」と「秋のコキア」効果のため、全国花ランキングで意外にも茨城県が第一位と聞き驚いた。魅力度ランキングでは最下位が続く本県なので、「花ランキング」第一位とは嬉しい限りである。

 

 これは本県民が日常生活でも花を愛していることをも示しているようある。那珂湊の古くからある住宅地や農家は一軒の敷地が広い。その広い敷地には種々の植木ときれいに剪定された庭が美しい、と同時に季節折々の草花が植えられている。これは古い住宅だけでなく新しい住宅地でも同じように庭は美しく整備されている。この季節、特に目を引くのが芝桜である。芝桜は4月中旬から現在に至る比較的長時間咲き続けるのが嬉しい。拙宅の塀の外側に、溝との間にある極く細い土に小さな株を植えた。つくかどうかも分からないような所である。ところが、去年くらいから咲き誇るようになり、今年はさらに根を広げ、溝を覆う程に咲き誇っている。近所の人々の目をも楽しませている。小さな株も主が育てて下さることを知らされる思いがする。ぜひ芝桜を見に来て下さい。   2019510